東座 | FROM EAST フロムイースト | 映画コラムニスト合木こずえのオススメ映画上映会 | 長野県塩尻市大門4-4-8 | Tel 0263-52-0515

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~映画コラムニスト合木こずえのオススメ映画を毎月2週間上映しています~


FROM EAST上映会の入場料は、東座・秀作上映と異なりますので事前にご確認下さい。


6月上映会
それでも私は生きて行く 原題: Un beau matin <公式HP>
6月10日(土)~6月23日(金)
◆毎日10:10(~12:10まで)/20:45(~22:45まで)
◆6/10と6/17の土曜日は8:00のグッドモーニングショウあり(一律千円)



作品情報
2022年/フランス製作/1時間52分/フランス語
監督・脚本:ミア・ハンセン=ラブ(「あの夏の子供たち」「未来よ、こんにちは」「ベルイマン島にて」)
撮影:ドゥニ・ルノワール(「未来よ、こんにちは」「アリスのままで」「ベルイマン島にて」)
出演:レア・セドゥ(「ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル」「アデル、ブルーは熱い色」)、パスカル・グレゴリー(「クララ・シューマン 愛の協奏曲」)、メルビル・プポー(「オフィサー・アンド・スパイ」)、ニコール・ガルシア(「私の知らないわたしの素顔」、ほか

ストーリー
 ミア・ハンセン=ラブ監督自身の体験に基づく物語。
舞台はパリ。サンドラは夫を亡くした後、通訳の仕事で生計を立てながら、8歳のひとり娘リンを育てている。目下の悩みは、視力を失った父親の介護だ。元教師の父親は書籍に囲まれひとり暮らしをしているが、次第に記憶力も衰え、認知症の症状も出始めた。サンドラは大好きな父親の変わりゆく姿を見るのが耐えられない。子育てと仕事に奔走し、合間に父親の家を訪ねる日々は、そろそろ限界。しかし老人施設を探しても、高いばかりで安心して父を任せられる場所が見つからない。そんなとき、旧友のクレマンと偶然再会したサンドラは、その優しさにすがるように恋心を抱いてしまう。


Kozのお勧め
 ミア・ハンセン=ラブ監督は、レア・セドゥをイメージして脚本を書いたというが、逞しさと愛らしさを兼ね備えたシングルマザー役に、セドゥはピッタリで、その自然な仕草や演技に吸い込まれてしまう。子育てと仕事だけでも重労働なのに、目の見えない父親の介護を1人で背負うサンドラに、疲れを引きずりながら日々奮闘している女性たちは、大きな声援を送るだろう。
35ミリフィルムで撮影されたパリの街並み、眩しい緑や風景が清々しく鮮明で、撮影監督ドゥニ・ルノワールのカメラセンスにいつもながら心躍る。
「大丈夫、まだまだ頑張れる」と勇気を与えてくれる秀作だ。







上映予告
6/10(土)〜6/23(金) 7/8(土)〜7/21(金) 8/12(土)〜8/25(金)

それでも私は生きていく

青いカフタンの仕立て屋

CLOSE/クロース
9/9(土)〜9/22(金)

君は行く先を知らない





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