作品情報
2022年/フランス・ベルギー製作/1時間29分/フランス語
原作:ジョルジュ・シムノン「メグレと若い女の死」(早川書房刊)
監督・脚本:パトリス・ルコント(「髪結いの亭主」「仕立て屋の恋」)
出演:ジェラール・ドパルデュー(「シラノ・ド・ベルジュラック」「グリーン・カード」)
ジャド・ラベスト、メラニー・ベルニエ、オーロール・クレマンほか
ストーリー
フランスを代表するミステリー作家ジョルジュ・シムノンの最大のベストセラー「メグレ警視シリーズ」の中で、最も人気の高い「メグレと若い女の死」の映画化。
1953年のパリ。真冬の深夜、モンマルトルのヴァンティミーユ広場で、シルクのドレスを纏った若い女の死体が発見された。コートは羽織らず、靴は片方だけ、体には5ヶ所もの刺し傷が残っていた。
事件を担当することになったメグレ警視は、何の手がかりも残されていない女性の、高価なドレスに目をつけ捜査を始める。彼女は一体誰なのか。地道な聞き込みを重ねるうちに明らかになる女性の孤独。
データベースもDNA鑑定もなかった時代の、捜査の三原則「検死、鑑定、聞き込み」を入念に行い、取り憑かれたように死んだ女性について調査するメグレ。真相が明らかになるに連れ、メグレの心に潜む亡き愛娘への悲しみが浮き彫りになる。
|