作品情報
2022年/フランス製作/1時間52分/フランス語
監督・脚本:ミア・ハンセン=ラブ(「あの夏の子供たち」「未来よ、こんにちは」「ベルイマン島にて」)
撮影:ドゥニ・ルノワール(「未来よ、こんにちは」「アリスのままで」「ベルイマン島にて」)
出演:レア・セドゥ(「ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル」「アデル、ブルーは熱い色」)、パスカル・グレゴリー(「クララ・シューマン 愛の協奏曲」)、メルビル・プポー(「オフィサー・アンド・スパイ」)、ニコール・ガルシア(「私の知らないわたしの素顔」、ほか
ストーリー
ミア・ハンセン=ラブ監督自身の体験に基づく物語。
舞台はパリ。サンドラは夫を亡くした後、通訳の仕事で生計を立てながら、8歳のひとり娘リンを育てている。目下の悩みは、視力を失った父親の介護だ。元教師の父親は書籍に囲まれひとり暮らしをしているが、次第に記憶力も衰え、認知症の症状も出始めた。サンドラは大好きな父親の変わりゆく姿を見るのが耐えられない。子育てと仕事に奔走し、合間に父親の家を訪ねる日々は、そろそろ限界。しかし老人施設を探しても、高いばかりで安心して父を任せられる場所が見つからない。そんなとき、旧友のクレマンと偶然再会したサンドラは、その優しさにすがるように恋心を抱いてしまう。
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