作品情報
製作年度2019年 | 製作国:デンマーク・カナダ・スウェーデン・フランス・ドイツ| 上映時間:1時間55分
英語
■監督・脚本:ロネ・シェルフィグ(代表作「幸せになるためのイタリア語講座」「17歳の肖像」「人生はシネマティック」)
■出演:ソーイ・カザン、エスべん・スメド、ジャック・フルトン、ビル・ナイほか
ストーリー
舞台はニューヨークのマンハッタン。老舗ロシア料理店に集まる人々の、日々の葛藤と慈愛が描かれる。
100年の歴史を持つロシア料理店ウインター・パレスは、かつての勢いはなく経営状態も芳しくない。「自慢の料理は缶詰のキャビア」だとうそぶくオーナーを見かねて、店の相談役たちはレストラン経営の経験者マークをマネージャーにスカウトする。しかしマークは、4年の服役を終えたばかりで、社会復帰に戸惑っていた。店の一番の常連客は看護師のアリスだ。病院の救急病棟に勤務する彼女は、タイトなシフトをこなしながら、個人的にセラピーを開き、心を病んだ人々を助けている。マークは精神のバランスを整えようと、そのセラピーに参加する。
一方、店の外では、郊外からマンハッタンにやってきたばかりのクララが、幼い息子たちを抱え、必死でその日の宿を探していた。警察官の夫は冷酷なDV男で、クララは子どもたちを守るため車で逃げ出してきたのだ。現金もクレジットカードも夫が管理しているため所持金はわずかしかない。クララはニューヨーク公共図書館に息子を置いて、食料と洋服を探し街中を走り回る。しかし間も無く車はレッカーで運ばれ、警官仲間から夫に連絡が行ってしまう。路頭に迷ったクララは、お腹を空かせた子どもたちを連れてウインター・パレスに潜り込む。
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