東座 | FROM EAST フロムイースト | 映画コラムニスト合木こずえのオススメ映画上映会 | 長野県塩尻市大門4-4-8 | Tel 0263-52-0515

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~映画コラムニスト合木こずえのオススメ映画を毎月2週間上映しています~


FROM EAST上映会の入場料は、東座・秀作上映と異なりますので事前にご確認下さい。


4月上映会
メグレと若い女の死 原題:MAIGRET <公式HP>
4月8日(土)~4月21日(金)
毎日10:00/20:45
8日と15日の土曜日は8:00のグッド・モーニングショウ(一律一千円)あり



作品情報
2022年/フランス・ベルギー製作/1時間29分/フランス語
原作:ジョルジュ・シムノン「メグレと若い女の死」(早川書房刊)
監督・脚本:パトリス・ルコント(「髪結いの亭主」「仕立て屋の恋」)
出演:ジェラール・ドパルデュー(「シラノ・ド・ベルジュラック」「グリーン・カード」)
ジャド・ラベスト、メラニー・ベルニエ、オーロール・クレマンほか

ストーリー
 フランスを代表するミステリー作家ジョルジュ・シムノンの最大のベストセラー「メグレ警視シリーズ」の中で、最も人気の高い「メグレと若い女の死」の映画化。

 1953年のパリ。真冬の深夜、モンマルトルのヴァンティミーユ広場で、シルクのドレスを纏った若い女の死体が発見された。コートは羽織らず、靴は片方だけ、体には5ヶ所もの刺し傷が残っていた。
事件を担当することになったメグレ警視は、何の手がかりも残されていない女性の、高価なドレスに目をつけ捜査を始める。彼女は一体誰なのか。地道な聞き込みを重ねるうちに明らかになる女性の孤独。
データベースもDNA鑑定もなかった時代の、捜査の三原則「検死、鑑定、聞き込み」を入念に行い、取り憑かれたように死んだ女性について調査するメグレ。真相が明らかになるに連れ、メグレの心に潜む亡き愛娘への悲しみが浮き彫りになる。


Kozのお勧め
「陰惨たる闇から落ちてきたこの静かな意志の塊」とパトリス・ルコント監督に言わしめたドパルデューの、枯れた雰囲気と重厚な存在感に、その昔メグレを演じたジャン・ギャバンの面影が重なる。霧雨が煙るパリの裏通り、黄昏時のセーヌ河畔の風情。ルコント監督が映し出す物憂げな光景の美しさに心奪われる。事件の真相も興味深いが、この女性がどんな人生を送ってきたのかが切なく胸に焼き付く。

本作のモダンなポスタービジュアルは、ミッフィーで知られるディック・ブルーナが装丁を手がけた「メグレ警視シリーズ」のペーパーバックを参考に制作された。







上映予告
4/8(土)~4/21(金) 5/13(土)~5/26(金) 6/10(土)〜6/23(金)

メグレと若い女の死

アダマン号に乗って

それでも私は生きていく





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