作品情報
2019年製作/アメリカ=イギリス製作/英語
上映時間:1時間38分
監督・製作:イーブス・バーノー
出演:ディック・キャベット、ケイト・ハリントン、ルイス・ラファム、アンドレ・レオンタリー、ジェイ・マキナニーほか
ストーリー
20世紀を代表する文豪トルーマン・カポーティの作家人生と、謎に包まれた人物像を掘り起こしたドキュメンタリー。
「遠い声 遠い部屋」「ティファニーで朝食を」「冷血」など多くの名作を生み出す一方で、アルコール中毒、薬物中毒に奇行の数々とスキャンダラスな人生を駆け抜けたカポーティ。ジャーナリストで作家、俳優でもあるジョージ・プリンプトンは1997年に異色とも言える評伝「トルーマン・カポーティ」を出版した。サブタイトルは”様々な友人たち、敵たち、知人たちが彼の激動のキャリアを振り返る”
プリンプトンは執筆のために、カポーティ所縁の人々を訪ねインタビューを重ねていった。本作で映画監督デビューを飾ったイーブス・バーノーは、ノーマン・メイラーやローレン・バコールなどの貴重な証言が収録されたそのテープを元に、独自に人選したインタビュー映像を盛り込み、カポーティの”真実の素顔”に迫る。
19歳で作家デビューして以来、若き天才として脚光を浴びたカポーティは、やがてハリウッドスターや政治家たちとの付き合いも広がり、社交界でももてはやされるが、その実、ハイソサエティへの抵抗感も抱いていた。そんな中、のちの問題作「叶えられた祈り」の執筆に取りかかるが……。
オードリー・ヘップバーン主演で映画化された「ティファニーで朝食を」やカポーティが俳優として出演した「名探偵登場」、社交界を追放された晩年の様子やテレビタレントとしてのカポーティなどの秘蔵映像も盛り込まれ、戦後アメリカ・ニューヨークの華麗なるアートとカルチャーシーンも目の当たりにできる。
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