作品情報
2021年/フランス製作/1時間22分/フランス語、ロシア語、ベンガル語
監督:エミリー・テロン
ナレーション:カリン・ヴィアール(「エール!」「しあわせの雨傘」)
ストーリー
2012年に公開された「世界の果ての通学路」の製作チームが挑んだ世界の果ての教師たち。
西アフリカのブルキナファソ(ガーナ、ニジェール、マリに挟まれた国)の小さな村の学校に単身赴任した新人教師サンドリーヌは「自分の国の未来を確かなものにしたい」と小さなこどもたちに国語を教える。50人ほどの生徒たちは、ほとんどが公用語のフランス語を理解できず、教室には5つの言語が飛び交う。
バングラデシュのタスリマは、一家の中で唯一の自立した女性として、女性も男性と同じ権利を持つべきという強い信念のもと、人道支援団体が主催するボートスクールに赴任。女性に教育は必要ない、早く嫁いで家族の家計を支えよと授業を邪魔する生徒の親と闘い続ける。
シベリアのスヴェトラーナは、移動式の遊牧民学校にトナカイで教材や机を運び、1ヶ所につき10日間の授業を行う。ロシア連邦の義務教育に加え、伝統あるエヴェンキ族のアイデンティティや言語を教え、魚釣りやトナカイの捕まえ方も伝授する。
現地に相談相手はおらず、彼女たちを支えるのは子どもたちだけだが、日増しに教えたことを身につける生徒たちの中で、3人の教師は自信をつけ笑顔を見せるようになる。
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